つらいのは君だけじゃない。

発達障害児二人の子供を持ち現在うつ病を患う同居嫁の独り言

言葉にしないと伝わらないから

久々に姑の話です。


同居して三年目。この前ご飯を作らない姑と喧嘩になりました。


私「これからは仕事が有っても毎日私が晩御飯を作りますから、結構です」


姑「この前は具合が悪かったのよ。私だってそういう時はあるでしょ。そんな風に受け取られたら私だって嫌になるわ」


それは分かります。そういう時が有っても仕方ない。人間ですから。


でも、言葉にしないと伝わらない。貴女が機嫌が悪いのか、具合が悪いのか、私には分からない。何故なら、私と貴女は所詮血の繋がらない他人だから。


私「言葉にして頂かないと分かりませんから、そういう時は一言言ってくれませんか。私は嫁でお義母さんとは血の繋がらない他人なんですから」


姑「そんなこといつまでも言ってても仕方ないでしょう。一緒に住んでいるのに」


お義母さんの言いたいことは勿論分かります。自分の家なのだから、自宅で疲れた顔くらいするでしょう。それはダメだと言っていません。


ただ、「ご飯は要りませんから!」とピシャリと戸を閉めることを許容してくれ、具合が悪いのを察してくれというなら話は別。


それは娘相手にやってくれ。


何度も何度も言いますが、私と貴女は赤の他人。お察し下さい、空気読んで下さい、分かって下さいを通したいなら、それを嫁に求めるのはお門違い。それは娘にやってくれ。


私は貴女の娘じゃない。貴女と私はそういう関係ではない。


家でのんびり過ごせる時間が貴女には有るでしょう。その間にゆっくり寝ていればいい。嫁が帰ってきたタイミングでわざわざ具合悪いアピールをして寝込まなくても済む筈。


何故なら、貴女には私には無い時間がたっぷり有るのだから。



私だって、本当は働きたくない。でも、家にはお金が無い。パパの給料では生活していけないから、病気だけど仕方なく働いている。


と、本心をぶちまけました。


私が嬉々として働きに行っているとでも?貴女という扶養家族が増えて支出が増えたからこんなに必死になって働いているのに。


「お義母さんが羨ましい。私も家に居たいです。本当は働きたくないです」



言わなきゃ分からないんだよ。伝わらないんだよ。だって他人だから。他人に気持ちを分かってくれって甘えは許されないんだよ。だって言葉にしないと伝わらないから。


ましてや私は貴女と結婚した訳でも無い、紙切れ一枚より薄い儚い関係なのだから。


お互いが気を遣い合い、遠慮し合って一つ屋根の下生活していかなければいけないんです。



本心をぶちまけた次の日から、姑はまた時々ご飯を作ってくれるようになりました。


私が抱える本心が少しでも伝わったのかな。


相変わらず、私が休みの日は晩御飯を作ってくれようとして、私が仕事の日は晩御飯を作らないという謎のローテーションですが。


そんな姑にツッコミを入れつつ、ローテーションを修正しつつ、感謝をしつつ、何とかイビツな我が家は回っています。


してほしいことはしてくれなくて、してほしくないことはしてくれちゃう、相性も呼吸もバラバラな嫁と姑。


それでも一晩寝れば次の日にはけろっと忘れてしまう二人だから、何とか続いています。


狡くて気が利かなくて自分中心の姑と、短気で気が強くて弁の立つ嫁。その間に立つ、箸にも棒にも引っ掛からないような凡庸な旦那。



心底腹が立って顔も見たくない日も数え切れない位ありますが、ぶつかり合って段々と角が取れ、丸くなっていくのかもしれません。



まだ、離婚も別居も諦めてないけど☆