つらいのは君だけじゃない。

発達障害児二人の子供を持ち現在うつ病を患う同居嫁の独り言

色々あった昨日

昨日は15時から教頭、長男普通級の担任、私と多忙の中休みを取ってくれた旦那、実母の5人で校長室にて面談に臨みました。


私は長男の診断、生育歴、通院歴、そして現状学校に行き渋り非常に困っていることを伝えました。


小3での不登校は異常事態であること。発達障害児の治療は投薬・療育・環境設定の三本柱であること。故に合理的配慮を以て改善を要望すること。


また、周囲の子達は長男に対する声かけが上手な子も居ればそうでない子もいること。3、4歳の幼児に接するような声のかけ方をする子が居ることも担任に伝えました。



合理的配慮の要望は以下です。



◎授業中にパニックになった時の離席を認めて欲しいこと。その際クールダウン出来る時間と場所を確保して欲しいこと。それに伴う周囲の子達への説明。


◎周囲の息子への理解の促し


◎急な予定変更に対する事前の説明(パニックの回避)


◎協調運動障害を伴う為、特別な学習用具の使用の許可(シールや文房具等)


◎学校単位での活動やイベントには一律での参加ではなく、本人の意思を確認して欲しいこと。



そして第一向精神薬に指定される劇薬を息子に飲ませていることへの親としての考え。


薬の効能で別人のようになってしまった息子は集中力のある良い子になってはいるが、本人の負担は計り知れないと心配している親の心情。


教頭先生が

「じゃあ本来なら4枚出来るプリントも1枚に減らして対応してくれ、ということですか?4枚出来るのに?」

と訳の分からん質問をかましてくれました(汗)


私「いえ、例え能力的に可能であっても、本人のキャパシティーの問題です。出来るのとキャパは別問題です。キャパオーバーになって学校に来られなくなっては無意味だと考えています」


それからは結構鋭い応酬が続きましたが、最終的には担任の先生が

「では緩やかな、良い意味で息抜きが出来るような授業の流れを作って行きましょう」

と言って下さいました。


席替えも考えてもらい(3年生になってからずっと一番前)、その後細かい調整や質問の後で旦那も素朴な疑問を口にし、意見をして、ようやく合理的配慮シートに双方合意と相成りました。


担任の先生が、最後に言って下さいました。


「可愛いですよねえ。私、とっても可愛いと思ってるんです」



よく存じ上げております。先生が息子をどれだけ可愛いがって下さってるか。ありがとうございます。


特別扱いと言ってもいいくらい、可愛いがって下さってます。見ていて分かります。そして息子も先生によく懐いています。


でもその特別扱いによる熱心な指導も、本人に取っては嬉しくもあり、また辛くもあるのです。


ヤル気を出させるのがとても上手な素晴らしい先生。そのヤル気自体が枯渇してしまったら?


いくら励まされても、人間の、ましてや発達障害の子供のヤル気には限りがあります。


只でさえ定型発達児より易労性が高いのが発達障害児の特徴でもあります。


元々3しかないヤル気を何とか5まで引き出して、それを毎日持続させていると想像して欲しいのです。


ヤル気を出させるのが上手な先生だからこそ、余計に疲れてしまうんです。



確かに、本当に贅沢な話ですよね。



最後に実母が私を含めた6人の子供を育てた母親として、元県のPTAの副会長としての経験から、私をフォローしてくれました。


先生方のご苦労は県南教育長からよく伺っていた、とても大変なのも耳にしている。私の息子にも当時は無かった概念だが、発達障害があったのかもしれない。私は娘の半分以下の労力で子育てをしていたが、娘は違う。

我が子の障害に向き合い、理解しようと必死に勉強している。感情的な話し方に聞こえてしまったかもしれないが、そこは我が子を想うがこそ。

ネグレクトやスポイルされてしまう発達障害児が多い中、そこは娘といえ彼女を人間として尊敬している、と。



ええことゆうやん。


流石名門私立女子大卒、平塚らいてうを大学に招いた伝説の女。



面談は何とかお開きに。疲れてへとへとです。


先ずは第一歩。


母を実家に送り届けた後、這々の体で自宅に帰ったら、勿論夕飯なんか何も用意していない姑。


……ですよねー!!


でも最早精根尽きた私は寝っ転がって「疲れた」連呼。


結局晩ごはんはレトルトカレーを旦那が(笑)


もう、知らね。