夜が怖い。
小1次男が最近夜になるとメソメソします。
学校では長時間の拘束、ついていけない学習、それは辛いでしょうね。
次男の精神年齢は5才程度。毎日大変で可哀想に、と思いながら暗い部屋の中、気持ちが落ち着いてくるまで抱きしめ、他愛ない話をしながら眠れぬ夜を過ごします。
「ママが死んじゃって、僕がひとりぼっちになって、落っこちる夢を見た。ママは死んじゃうの?僕を置いて行っちゃうの?」
ああ、そういえば有ったなあ、昔私にもそんな時が。
怖くて怖くて淋しくて泣きながら寝た夜。友人は幼い頃、夜が怖かったと言っていました。
「僕は死んじゃうの?僕、死ぬの怖いよ。知らないおじさんに拐われたらどうしよう」
泣いて訴える息子に、大丈夫大丈夫、と言って聞かせます。
「ママはまだ死なないよ。君がお兄さんになって、可愛いお嫁さんをもらって可愛い赤ちゃんが生まれて、そのうちおじさんになったら、ママはおばあちゃんになって死ぬの。だからママより長生きしてね」
背中をとんとんしながら、耳元で言いました。
「僕は死にたくない!」
と泣く息子に、難しいかもしれないけれど、
「人は何時か必ず死ぬ。皆死ぬんだよ。死なない人は居ないの。ママもパパもばあばもお兄ちゃんも、君も必ず死ぬの」
次男は泣くことを止め、不思議な顔をしていました。衝撃だったかな(汗)
でも他人より少し感覚が鋭敏で不安の強い次男に誤魔化しは通用しないと思いました。
「でもママは君が頭の禿げたおじさんになるまで死にません。知らないおじさんに拐われそうになっても、ママが全力で守る。ずっと傍に居る。君が嫌だと言っても、ずっと傍に居る。だから君はママより幸せになって長生きして、おじいちゃんになってから死んでね」
「うん、分かった」
何処まで理解してくれたか分からないけれど、おでこにキスをして。
ようやく安心して、隣ですーすー寝息をたてる可愛い寝顔を見ながら、明日は良い日になりますようにと願わずにはいられませんでした。
良い夢を見られますように。楽しい夢を見られますように。
君の不安が少しでも無くなりますように。
ママは何時でも祈ってます。
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