つらいのは君だけじゃない。

発達障害児二人の子供を持ち現在うつ病を患う同居嫁の独り言

障害を映画で見る

『ワンダー ~きみは太陽~ 』を観てきました。


今日は出勤日の変更によりお休みに。旦那も休みだったので、二人で映画でも観に行くべ、となりました。


離婚を考えている旦那と映画、不思議ですよね~(笑)


旦那のことは家族というより友達に近い感覚。たまに会うなら良いヤツで済むのですが、毎日ずっと永遠にともに(コブクロ)、はキツいんです。


時々無性に逃げ出したくなります。



さて、話は逸れましたが映画の感想をば。


恥ずかしながら小生、泣いてしまいました(照)


主人公はトリーチャー・コリンズ症候群で27回整形手術をした10歳の男の子です。自宅学習を辞めて初めての登校。


容赦なく浴びせられる視線、畏怖、侮蔑、差別の感情。


この辺は原作の方が詳しいと思うので、今度図書館で借りてこようかな。←原作よんでないんかい


友達が出来ずにひとりぼっちで学校生活を過ごす描写は、やはり見ていて辛いです。家族にも試練の時が訪れます。


障害は違えど息子を学校へ送り出す気持ちは痛いほど分かります。私はどちらかというと家族の視点から映画を観ていました。


この映画の良いところは障害者の家族、お姉ちゃんの視点にも寄り添っているところなんですよね。


障害者家族に陥り易い、つい障害がある子に向いてしまいがちなところもちゃんと描かれています。


しかし最後はハッピーエンドで、幸せな気持ちになりました。


ただ、どうせならもう少しトリーチャー・コリンズ症候群についても詳しく取り上げて欲しかったかなあ。。



旦那の感想は「感動した」だそうです(笑)


「泣いたの?」「いや、まあ感動したよね」「泣いたの?」「……」


泣いたんだな!(笑)

いや、私も泣いたんだけど。


人の心の機微を感じ取れない朴念仁でも泣くことがあるんですね。びっくりしたのと、この男も人間としてちっとは成長してるんだな、と感心しました。


障害児の親として、2児の父親として感じ入るところが少しでもあったのかしら。


それだけでも観に行って良かった、と思うのです。